「期待を裏切られてしまった」……コミュニケーションのお悩みの定番のひとつです。
職場研修でも多くありました。
また「期待を裏切らないように」と頑張って、それがストレスや生きづらさになっている方にもたくさん出会ってきました。
私自身も、そんなつらさを抱えていた一人。
「どうしてあの人は……」とグチッぽくなってしまったあなたへ、少しでも転機のヒントになればしあわせです。
ガッカリしたのは、期待した証。
なぜか、いつもグチや不満ばかりで不機嫌。
様々な職場に関わってきて20年……どの職場にも、こういう「不機嫌さん」がいました。
そして不思議なことに、「不機嫌さん」はたいてい体調もすぐれない方が多く……そう、身体も不機嫌になってしまっていたのです。
その「不機嫌感」は、周囲にもじわっと伝染してしまうのも大問題。
ひとりの不機嫌→職場の不機嫌→売り場全体の不機嫌オーラと広がって、何も知らないはずのお客さまにもなんとなく伝わり、人が遠ざかってしまう(売上減少・離職率アップ・人手不足)という負のスパイラルになっていました。
だから、「不機嫌さん」にならないことはとても大事だと思っています。
心身ともに機嫌がいい状態というのは、本当に貴重な財産。
年齢を重ねる中で「本気で優先すべきことだ!」と思うようになりました。
どうして私は、あの人にこんなに不満があるのだろう?
自分に問いかけ向き合ってみて、気づきました。
期待していたから。
「~~してくれなかった」というガッカリや不満は、「~~してほしい」という期待があったからこそでした。
そしてもう一つ。
自分は、誰かの期待を感じたら「頑張ってこたえてきたから」
そう。
自分自身の頑張りが報われなかったような気持ちも、ありました。
これってまったく関係ないのに、勝手に合算してハードルを上げていたのでした。(なんとう計算!?)
期待することをやめよう!~「期待」の断捨離チャレンジ
期待することをやめよう。
これは、私にとってひとつの「断捨離チャレンジ」でした。
なかなか、いえ、かなり難しいチャレンジではありますが、これが出来るようになると(成功確率はまだまだですが)、不機嫌の出番はグッと減りました。
相手に期待することだけをやめるのは精神的によろしくないので、自分が誰かから期待された時に頑張ることもやめる、というセットがオススメ。
世の中のためにも、私は私のご機嫌を守るのだ!
そう胸を張って、大事にすることに決めました。
大げさのように見えますが、心身ともにご機嫌でいることは、本当に「たくさんの人のために」とても大事なこと。

ご機嫌なくして、他人へのやさしさも、心からの笑顔もないと思うから。
まずは心身の「ご機嫌」ありき。
これが、20年かけて見つけた答えのひとつです。
あなたの心のご機嫌度は、どのくらいですか?
そして、あなたの身体のご機嫌度は、どのくらいですか?
ピンときた動画をサクッとご紹介
山崎大祐さん×西田亮介さんの対談は「期待しない生き方」「考える生き方」のヒントがいくつもありました。
ピンときた方は、ぜひ。
あした、転機になぁれ!
