哲学レッスン

哲学すること=アレンジ(編曲)すること~哲楽家の仕事とは?

紀々のストリート演奏

 日常の様々な出来事を「見方を変えて『哲学する=考える』」紀々ねぇさんのアシスタント、きな子です。

 なぜ「哲学」と「音楽」なのか?

 紀々ねぇさんがよく聞かれるので、今日はお返事かたがたお伝えします。

 それでは、はじまり・はじまり。

 ☆ ウチナーグチ「あんすぐとぅ」の解説は、こちら。

哲学すること=解釈すること

=きな子=

 「アレンジ(編曲)」と哲学は同じ感覚、というのはどういう感覚なのでしょうか?

=紀々=

 「解釈する」というのは、哲学することの大きな一つです。

 この曲の、一番の「持ち味」は何?
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 「そもそも、この曲の魅力は何か?」というところから考えていきます。
 この「そもそも」から始める発想は、哲学する時の定番です。

 変わったら面白い部分と、変えてはいけない部分は?
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 モノマネとちょっと似ているかもしれません。
 ココを変えてしまうと別ものになってしまう、という「外せないポイント」を見つけて大事にします。
 そして、それ以外の部分で「変わったら面白い!」というポイントを探します。

 「なぜ、そうするのか?」の根拠をもつ。 
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 変える時には「なぜ、リズムをこうするのか?」「なぜ、和音をこうするのか?」という根拠をもって臨みます。
 そうすると、全体のブレがなくなって「哲学のある曲」になります。

アドリブと哲学

=きな子=

 あんなに軽やかにアドリブで弾いているように見えるアレンジの裏側に、こんな根っこがあったなんて!

=紀々=

 弾く時は、そんなに厳密に考えているわけではありません。

 料理と似ていて「だしをじっくり」という段階はしっかり時間を取るけれど、その「じっくり」ができたら、あとはカンとアドリブ。

 土台がしっかりできていたら、アレンジは色々と遊べます。

 アレンジができる曲は、良い曲。

 そう言われる理由がやっとわかるようになりました。

 根っこがしっかり出来上がれば、枝葉は自由です!

紀々ねぇさんのアレンジと本人解説

=きな子=

 せっかく紀々ねぇさんのアレンジ動画もいくつか公開されているので、本人解説をお届けします。

ウェディングソング~ブライダル現場で磨かれた「哲学する力」

 紀々ねぇさんは、十代の頃から演奏の仕事をしていました。
 なんと……働く十代!

 中でも、ブライダルの現場は長かったそうです。

 はじめはアトラクション演奏だったのが、だんだん「式も披露宴もトータルで音楽でプロデュースしてほしい!」というリクエストを頂くようになり、最後は、司会まで担当したとか。

 私も参加したかったなぁ、と思ってしまいました!

 実は、紀々ねぇさんはストリート出身。
 目の前にいるお客さまと対話しながら曲目も決めていくスタイルは、ここで鍛えられたそうです。

紀々のイベント演奏風景
1997年フェアモールのオープニングイベントにて(当時21歳)

 では、ウェディングソングの実演をどうぞ。

 原曲はクラシックですが、Popにオシャレな雰囲気にアレンジ。
 緊張する新郎新婦に安心してもらえるように、そして、ハプニングはつきものの披露宴で「あらゆる事態に対応できる」ということも、アレンジと演奏で大事にしたポイントだったそうです。
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かえるのうた~悲劇にも喜劇にも!

 「BGMって、すごく大事な役割を担っているのです」

 紀々ねぇさんは、よく話してくれました。

=紀々=

 泣けるような場面で、笑点の音楽が流れたら?

 笑える場面で、ホラー映画のテーマ曲が流れたら?

 泣けないし笑えないでしょう?

 責任重大なの!

 今回は「かえるのうた」を例に……解釈と雰囲気を変えたアレンジをどうぞ。
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曲作りではなく「環境づくり」~哲学する作曲家

=きな子=

 あのヒット曲が生まれる背景にも、一般的な「曲作り」とはちがう哲楽家ならではの道があったそうですが……。

=紀々=

 「ラララ♪りうぼう」ですね。

 BGMやお店などで流れるテーマ曲の場合、私は、曲づくりではなく「その場の環境づくり」という視点で取り組んでいます。

 必ずお店や現場に何度も足を運び、「お店ではどう聴こえるか?」を考えます。 音量・音質というよりは「お店の空気感」「そこにいる方々の気持ち・状況」などからの「どう聴こえるか?」です。

 あと、意外と気にされないのですが「店員さんの気持ち」も大事にします。
 だって、一番たくさん聴くことになるのは、お店で働く方々なので。

 「ラララ♪りうぼう」の場合は、コミュニケーション研修で3年間、お店にも立って実演販売など売り場に参加していましたから。

 世界中の作曲家の誰よりも「りうぼうを理解している」という自負がありました(笑)。

 なるほど!

 だから「ラララ♪りうぼう」はお店で働く方々からも愛されているのですね。

 今は、様々なアレンジになって広がっています。
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哲学する講演会から生まれた「ねこふんじゃった」の本気のアレンジ

=きな子=

 動画でもじわっと好評な「ねこふんじゃった」も、哲学の現場から生まれたそうです。

=紀々=

 経営者の方々向けの講演会で「どうせ今どきの若いモノは」「沖縄は田舎だから仕方ない」「中小零細企業だから無理」といった、あきらめの声(言い訳!)も案外多くて驚きました。

 そこで「理屈じゃ無理だから、感覚的に届く形を」と考え始めました。

 ホテルの宴会場で開催されることも多かったので、たいていひっそりピアノがありました。

 「ピアノで伝えてみよう!」

 実は、コーチングの資格取得後に、コミュニケーション講師として講演にうかがうようになってからしばらくは、音楽は封印していました。
 中途半端だと思われてしまうことのないようにと。

 でも、この出来事から少しずつ音楽を解禁するようになりました。

 選んだ曲は「ねこふんじゃった」!

 「どーせ、ねこふんじゃったしか弾けない」と、期待も自慢もされない曲の定番だったから。

 「それって、本当にホントですか?」

 そう問いかけたかったのです。
 固定観念で可能性を狭めてしまっていてはもったいないと思ったから。

 「ワクを外してワクワクへ!」

 このコンセプトが生まれたのも、このときです。

 まずは、実際の演奏からどうぞ。
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こちらのブログ記事でも、詳しく語っています!
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=きな子=

 経営者の方々の反応は、どうでしたか?

=紀々=

 講演だけの時は「ビジネス経験はないねーちゃん」と思われていたのですが、「ねこふんじゃった」を弾いた後は、「おぉ~!失礼しました」という感じでした(笑)

 「次は、東洋哲学の話も聞かせて下さい」というリクエストもありました。

 「理論よりも実践!」

 そう教えてもらった転機でした。

「理屈ぬきで哲学する講演」~紀々スタイル

=きな子=

 このことがきっかけで音楽の封印は解かれ、「ラララ♪りうぼう」のヒット→ほとんど歌う講演スタイルになったそうです。

 ……と言うとすんなり進んだように思われますが、それはそれは山アリ谷アリ崖っぷちアリだったとか。
 このお話は、またあらためてゆっくりお届けしますね。

=紀々=

 「哲学する」って、こんなに楽しいことなのに……誤解されている。

 言葉だけだと壁があるけれど、音楽になるとその壁がスッと消える不思議。

 その魔法を使わせてもらおうと決めました。

=きな子=

 「紀々に出会って下さったみなさんが、元気にハッピーになれたら、手段は何でもいいから」

 そう笑う紀々ねぇさんは、ちょっと無敵に見えました。

 「現場で鍛えられたからね!」

 やっぱりここでも「現場力」でした。 

 こちらのブログ記事も、どうぞ。
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 過去と他人は変えられないけれど、アシタ(明日)とアタシ(私)は変えられる。
 あした、転機になぁれ!

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