幸福論 PR

ピアノが弾ける「幸」と「不幸」~親の夢・子の夢そして悪夢

幸せを哲学しよう

ピアノが弾けるって、いいなぁ。
我が子には、ぜひピアノを習わせたいと思って。

仕事柄、そんな声によく出合います。

自分自身のピアノ人生と、たくさんのピアノ好きさんに出会ってきた中で考えてきた「ピアノ」にまつわる夢について、今日はお届けします。

幸せになれるピアノ・なれないピアノのちがいって?~親のキモチ

子どもの頃からピアノを習わせてもらえていたら……。

そんな経験をもっている親御さんが、

「だから、子どもには早いうちからピアノを習わせたくて」

と、子どもさんにピアノを習わせているケースに時々出会います。

「そう言ってもらえて、子どもさんは幸せ者!」……だと思いますか?

親の夢を託された子どもさんは、環境的には幸せ者なのですが、気持ち的には、「親に追い越されている」状況。
モチベーションも、声の大きさ・ハリも、子どもさんよりお母さん・お父さんの方が上まわっていることが多いです。

自分の夢は、自分で決める。
自分の夢は、自分で追いかける。

これが、幸せのカギなのだと思います。

本当にピアノが好きな人は、会ったらわかります。
その子が、ピアノが好きなのかどうかも。

何となく自信がないままピアノを続けた結果、音大まで行ったけれど、好きで上手な人たちの中で、やっぱり自信が持てないまま……「音大出身という学歴を消したい」という方にも、何人も出会いました。

どんなに遅くても。
どんなに才能がないと思っても。

「ピアノが弾きたい」という夢があるのなら、それは、自分自身が追いかけた方が幸せだと思います。

電波堂劇場に、ピアノ好きの娘さんとカメラが趣味のお母さんが来てくれたことがありました。

お母さんもピアノはお好きなようですが、それよりもカメラが好きで、ピアノを弾く我が子を撮影して、なんともステキな写真を私にも送って下さりました。

自分の好きなことがある、しあわせ。
自分の好きなことができる、しあわせ。

それが「しあわせ」なのだと、教えてもらった出来事でした。

我が子がイマヒトツ練習に身が入らないことでイライラした時には、こんな問いかけはいかがでしょうか?

「その夢は、だれのもの?」

ピアノの先生のレッスンに行った時、先生の問いかけに対して「誰が答えているか?」も見極めるポイントだと思っています。
もしも、付き添いの大人が先に・いっぱいしゃべっていたら……それは「いっこう堂劇場」と私は読んでいます(笑)。

主役が腹話術のお人形になっていたら、それは要注意。
子どもさんが、自分の言葉でピアノ愛をいっぱい話してくれると、ピアノともよくコミュニーケーションがとれていると感じます。

あなたの言葉で、語る。
あなたの夢を、追いかける。

これが、しあわせになるポイント。
そして、ピアノの上達のポイントでもあると思います。

ピアノ好きさんのしあわせを願って、紀々ねぇさんがお届けしました。

あした、転機になぁれ!

電波堂劇場より
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