目の前で炎に包まれる首里城を眺めるしか出来ずにいたあの日から、一年たったなんて。
そういえば、あの日、県外からはたくさんのご心配のメッセージを頂いたのに、私は、ショックが大きくて言葉に出来ず、ちゃんとお返事もできないままだったことに気づきました。
ご無礼を、どうかお許しください。
いまでもまだ消化できずにいますが、首里城がくれた宿題とは、私なりに向き合っています。
ゆっくり・ゆっくり。
でも、止まらずに前を向いて。
首里城がくれた「宿題」と向き合う日々
あなたは、沖縄を知っているの?
本当に、沖縄を知ろうとしている?
あの日から、この問いかけが頭から離れなくなっていました。
「沖縄って、ナンダロウ?」
沖縄ブームが続く中、沖縄の情報が溢れ、地元の私もついて行けないほどの勢いがありました。
観光ブームで、混雑のピークにはレンタカーの大行列に、首里の祖母の家に行くにもひと苦労……という異常事態。
電波堂劇場でも、観光客向けの仕掛けをというお話や、レザークラフトで沖縄の新しいお土産開発のお話を頂くようになり、波にのみ込まれずに自分の足で立って・自分の眼で確かめて・自分のアタマで考えて進むのに必死でした。
そんな中での首里城消失。
そして、コロナショック。
「ちゃんと向き合って」
かなり強引ではありましたが、そんな宿題をもらった気がするのです。
「私にとっての、沖縄とは?」
その答えを探しに行こう。
いま、そう思っています。
まずは、音楽から。
そして「あんすくとぅ」ラジオでも、私が大好きなマニアックな沖縄レポートをお届けしていくことにします。
あした、転機になぁれ!
「あの日」からの紀々ねぇさん
ご心配の声を頂いたのに、なかなか個別にお返事が出来ず心苦しかったので……「無事です、ご安心下さい」とお伝えしたくて撮った動画。
でも、どう見ても元気そうには見えませんね。失礼しました(笑)。
琉球古典・民謡・童謡をピアノのアレンジ&楽譜にする!こころみも、ゆっくり進んでいます。
