電波堂劇場は、秋冬のピアノの本番に向けてがんばるピアノ好きさんが練習に来てくれて、ピアノも私も元気をもらっています。
「今日は、~~さんが来てくれるからね」
お迎えの前に、必ずピアノに伝えています。
ピアノは話すことはできませんが「聴いている」と、たしかに感じます。
演奏にも応えてくれますが、言葉かけにも、確実に反応してくれるのです。
ピアノは「聴いて」いる!~タダノ楽器ニ非ズの巻
ピアノは、言葉がわかるんですよ。
そう言うと、はじめての方は驚かれます。
でも、何度か弾きに来てくれるうちに「わかってきました!私、ピアノと仲良くなれた気がします」と言ってくれる方々は多いです。
怪しく感じますか?(笑)
でも、黙って向き合っているわけではありませんから。
弾いていると「対話」の感覚がわかってくるのです。
「ピアノが応えてくれました!」
今日も、そんな言葉をもらいました。
スタインウェイなどブランドでご指名の方もいて、電波堂劇場は「YAMAHA G5」という日本のメーカーなので、その点ではブランド力はありません。
実際「スタインウェイで練習させたいので」という方もいらっしゃいました。
ところが!
このところ「やっぱり電波堂のピアノを弾いて本番に臨みたいので」とご指名頂くことが増えました。
こうなったら、もう私は……ピアノに全力で伝えています。
大ホールよりも、電波堂劇場で弾いて行きたいって言ってもらったよ。
がんばって応援してね!
よろしくね。
頼んだよ~~~~!!!
塗装がはがれるのではないか、というほど(笑)グランドピアノを拭き拭き話しかけています。
ピアノって、拭くだけでも応えてくれるんですよ。
だまされたと思って、やってみて下さい。
ある時、拭くだけで変わってきた気がするという話をしたら、調律師さんが……
「気づきましたか? 変わるんですよ、実は」
このあたりから、調律師さんは私に色々と教えてくれるようになりました。
マネージャーからは「調律の勉強したらどうですか?」と言われるように(笑)。
ピアノの世界は、とっても奥深く楽しいです。
そんな紀々のピアノオタクの輪は、電波堂劇場でじわっと広がっています。
演奏するだけでなく、ピアノという楽器そのものに関心をもってくれる仲間が増えることは、とってもワクワク。
ますます、ピアノの機嫌と音色がよくなっています。
弾く人がしあわせになれるピアノ。
電波堂劇場のピアノは、そんな存在でありたいと願いつつ、今日もせっせと話しかけているあやしいオーナー紀々ねぇさんでした(笑)。
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