舞台は一県、とっても華やかに見えます。
それは……「その部分しか見えない」から。
でも、舞台裏(当日のみならず、その日に向けての日々も含めて)には、本当に苦労がいっぱい。
舞台に出ない人の苦労の方が、実は多いくらい。
舞台の魅力やミラクルは、そんな日々があって生まれているということを、電波堂劇場のオーナーの視点で少しお届けしたいと思います。
あした、転機になぁれ!
「コンクールの練習会場を探せ!」の巻
ピアノコンクールの前日・当日に、ピアノの練習をしたい。
沖縄旅行中にも、ピアノの練習は続けたい。
そんな声は、思った以上に多く……はじめは、私も驚きました。
でも実は、私自身も楽器が弾けなくなるのがイヤで、高校時代の修学旅行には参加しませんでした。
技術を磨くというのは、そういうもの。
その点は、とてもよく理解できます。
ところが。
沖縄には(特に那覇市内には)……ピアノの練習会場が、とにかく足りない!
この問題が、こんなに深刻であるとは知りませんでした。
本番用のホールはあるのです。
でも、練習会場がない。
あっても、土日祝日はお休みだったり、早朝・夜間は開いていなかったり……かなり不便。
そして、ピアノのソロ練習以上に難しいのが「吹奏楽」と「合唱」の練習です。
ピアノのレンタルルームは、たいていはグランドピアノが1台入るくらいの広さ。
グランドピアノがあって、広さもある会場というのが……本当に、ない。
そのため「探して・探して、やっと電波堂劇場にたどり着きました!」という方や、「なかなか那覇市内にピアノのある練習会場が見つからなくて、とっても助かりました!」とホッとされる方にお会いすることも、少しずつ増えていました。
沖縄も島ですが、さらにいくつもの離島があり、本島での練習会場探しにはご苦労がいっぱい。
そんな苦労を少しでも軽くできたら、といつも思っています。
「来年もまた、みんなで来られるように頑張ります!」
そんな声に、私もピアノもいつも元気をもらっています。
レトロな空間の限られた時間ではありますが、精いっぱい、がんばるピアノ好きさんにピアノを弾いてもらえるように、しっかりピアノを守っていきたいと思います。
ラジオも、どうぞ。
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