「お元気ですか?」
久しぶりに会う時、もう祈るような気持ちで言葉をかけている自分に気づきました。
あとはね、もういいの。
今は、とにかく元気だったら、もうそれで「おめでとう」だよね。
そう思っています。
そしてピアノも、そう言っているような気がしました。
ピアノが弾ける「しあわせ」~当たり前の基準が変わったこと
本当に少しずつですが、電波堂劇場もみなさんをお迎えできるようになりました。
椅子が足りなくなるくらいたくさんのお客様をお迎えしていた日が、夢のようです。
今日は、スタジオパフォ主宰の西平士朗さんが来てくれました。
本当に、本当~にお久しぶりの電波堂劇場。
コロナ禍前は週に4日は来てくれていた、まさにピアノにとっては兄弟のような存在。
西平さんも、念願叶って新しいスタジオをつくっているところ。
西平さんも、ピラティスのかりんさんも、ダンサーの照屋舞子さんも、みんなそれぞれ新しい一歩を踏み出していることに、本当にうれしく感激でした。
「いつか」という夢をいつも聞かせてもらってきたので、それぞれ映画を観ているような感じです。
心の中で拍手喝采!
誰かの人生の中のほんの小さな一部分にでも、電波堂劇場が関わらせてもらえたことに感謝です。
ピアノにも、いつも報告しています。
「紀々さん、今度ピアノ弾きに行ってもいいですか?」
久しぶりのピアノ好きさんからも、ご連絡頂きました。
みんな気にかけてくれていたことを知り、涙が出そうになりました。
次の日曜日、貸し切りタイムセールを追加しました。
ピアノ好きさんに、少しでも気軽にピアノに会いに来てもらえたらと願いつつ。

ピアノが弾けるって、当たり前じゃなかったんだよね。
そんなお話をしながら、気づきました。
「当たり前」が減ったぶんだけ、幸せが増えていました。
上手とか下手とか言っている場合じゃありません。
もう、こうしてピアノが弾けるというだけで、幸せなのですから。
そして、ここでお知らせできる状態になったことも、本当に幸せです。
どうか無理せずに、体調を万全にしてお越し下さいね。
ピアノと一緒に、再会をお待ちしています。
今日も、立ち寄って下さりありがとうございます。