春以降、本当に久しぶりに再開した小さなオープンピアノ。
なんだかもう、久しぶりに同級生と再会した成人式みたいな気持ち。
あ、私は成人式に出ていないのですが(笑)。
ピアノが弾ける・ピアノを囲んで集まれることが、どんなに「しあわせなことだったか」を実感した時間です。
アーティストのつらさを考えてみました~起った事態は変えられないけれど……
「紀々さんは、どうされているのですか?」
演奏活動もできないし、電波堂劇場でもコンサートなどは開催&受け入れできないし、講演会・研修もなくなってしまったし。
そうなんです!
まさに、人生の3大転機に入る状況。
ただ、コロナきっかけで私の人生は「3大好機」に入ることになったのでは、という第転機となりました。
そこはまた、あらためてゆっくりお話しますね。
アーティストとしては、「これまで」できたことが見事に封じられてしまった辛さはよくわかります。
そんな中で、思っていることがあります。
それは……「デフォルト」の設定を変える。
ピアノが弾けること。
人が集まれること。
それは本当に……「ふつう」だったのか?
これだけ状況が変わったのに「これまでのデフォルト」を目指すのは、かなり無理があるのでは?
努力するより、期待するより、「デフォルトを見直す」ことが早くてハッピーなのでは、という気がしてならないのです。
これは、アーティストとしての感情ではなく、哲楽家としての視点。
どれだけ「これまで」をスッキリ手放せるか?
これが、つらさを軽く幸せを大きくするポイントのような気がしています。
にぎやかに集まっていたピアノサークルも、今となっては夢のよう。
「そう、あれは夢だったのだ!」と思ってしまうと気が楽になりました(笑)。
グッと人数を限って小さなオープンピアノをやってみると……
思ったよりも淋しい感じはなく、それどころか、なつかしさとうれしさで幸せな時間となりました。
ピアノは、変わらずここにいる。
電波堂劇場という空間も、変わらずここにある。
ピアノ好きさんも、集まれなくてもみんな個々人がそれぞれ元気で過ごせている。
これだけで「おめでとう!」なのだ。
心の底からそう思える自分に、うれしくなりました。
この感覚は、本当にうれしいです。
「afterコロナ」と言われる時代の、新しい「自分のデフォルト」を設定してみる。
これ、オススメです。
過去と他人は変えられないけれど、アシタ(明日)とアタシ(私)は変えられる。
あした、転機になぁれ!
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