「なんくるないさ」という言葉は、ずいぶんとメジャーになりました。
でも、ウチナーンチュの私がお伝えしたいもう一つの大好きな言葉があるのです。
コロナな時代になて、「なんくるないさ」よりも今の心境にしっくりきた言葉なので、ご紹介させて頂きます。
ウチナーンチュの私が思う「なんくるないさ」の意味
「なんくるないさ」は、日本語にすると「どうにかなる」という感じですが、その前に「まくとぅそーけー」というとっても大事な一文があります。
できることをちゃんとやっていたら、あとはどうにかなる。
つまり、アッケラカンと何もせずに「どうにかなる」ではなくて(そう誤解されていることも多いけれど)、「できることをすべてやり尽くした人」に対して、最後にかける……とても重たい言葉なのです。
「なんくる」ならないことも多いけれど……なんくるすさ!
でも、このコロナな事態になって……「なんくるないさ」とも言えないもどかしい状況が多くなりました。
そんな時に、何かいい言葉は?
そして浮かんだのが、懐かしい祖母との想い出の中によく登場してきた、あの言葉。
「なんくるすさ」
どうにかしよう、そんな意味です。(あくまでも私の想い出に基づく解釈)
頑張ろう、という言葉ともちょっと違うニュアンスで……戦後を乗り切ってきた沖縄の「立ち上がる力」が感じられる、とっても大好きなウチナーグチ。
「うた」にしたので、お届けします。
声楽家の曽根妙子さんとのコラボver.

琉球×沖縄の音楽をピアノで弾いてほしい!~コロナな今こそできること琉球・沖縄の音楽をピアノで弾いてもらいたい!と挑戦を始めた、早稲田大学で東洋哲学を学んだ紀々ねぇさん。コロナな今だからこそできること、と三線片手にピアノと向き合う日々の哲学レポートです。あした、転機になぁれ!...
大好きなウチナーグチを歌にするシリーズ……「あんすぐとぅ」も、あわせてどうぞ。
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