「家政婦のナギサさん」とやさしいおじさんブームの向こうに、何があるのかな?
「家事を代わってほしい!」という、そんな単純なことではないはず。
まだセクハラという言葉もない男性社会の中で闘ってきた経験(今となっては、あまり知られざる日々 笑)をもつ紀々ねぇさんが、哲学してみました。
私も、ナギサさんに会いたい一人です!
現代の働く女性に「ナギサさん」が必要だったワケ
女性の働きやすさへの環境は、以前よりはずいぶんと整ってきたとはいえ……働く女性の負担はまだまだ大きいと感じます。
「輝かなくてはいけない!」というプレッシャーに苦しむ女性の声は、多いです。
そもそも……「輝く」って、ナンダ?
稼ぐってこと?
年より若く見い外見を保つってこと?
昇進するってこと?
ぼんやりしたまま「輝く」べく頑張って疲れいるケースもしばしば。
ハッキリしない目標を目指すのは、思いのほか消耗するのです。
そんな消耗感を救ってくれたのが、ナギサさんだったのではと思いました。
・話を聞いてくれる。
・否定せず受け止めてくれる。
・味方でいてくれる。
「女性だから~~~すべき」
例えば、料理はちゃんと出来なければ、家事もしっかりこなせなければ、もちろん仕事をしっかりした上で。
そんなことは言わないし、できなくても軽蔑しない。
バツグンの「受け止め力」です!
そして、メンタルヘルスの上でもとても大事なポイントをしっかりカバーしてくれていました。
・気持ちを外に出す(遠慮なく話せる人と話す)
・ちゃんとご飯を食べる
・完璧主義を手放す
・「ねばならない」「こうあるべき」からの解放
・そんな自分を受け止める!
「このままだと、うつになるかも」と相談にみえた方々も、このポイントをひとつずつクリアして転機到来!ということがいくつもありました。
相談室でじっと話すだけよりも、実は「雑談しながらさらりと出してもらったご飯」の方が、うんと効果的だったりします。(カウンセラーとしてはかなりの敗北感で凹みましたが)
食べる・眠る・しゃべることって、本当にホント~に、大事です。
ナギサさんが近くにいてくれたらいいのに!
そう呟いているあなたへ。
こうやって考えてみると、意外と身近にいませんか?
大切なことは、もっと・うんと「身近なこと」だった。
そのことを、コロナ禍というピッタリのタイミングに教えてくれたのが「家政婦のナギサさん」だったような気がします。
頑張るあなたと、そして私自身にも……ねぎらいとエールを込めてお届けしました。
あした、転機になぁれ!

