これからの生き方を考える

Q.クリスマスシーズンが憂うつです~紀々ねぇさんの「クリスマス」論

哲学×人生相談

クリスマスになると、街がにぎやか&きらびやかになるので「なんだか憂うつになってしまう」という方は案外多いようです。

私の「クリスマス観」は決して一般的ではないかもしれません。
「変わった人~」「ヘンだよ!」という声も聞こえてきそうな気がします。(だから私は、ほとんどこのことを話さずにきました)

でも、今年は特別。
クリスマスの賑わい感に辛い気持ちや憂うつになる人が多いのではと思います。

こんな時こそ……変わり者の哲学が「転機の風穴」になるかもしれない(なりますように!)と思ったので、お届けします。

Q.クリスマスの辛さ&憂うつ、紀々ねぇさんはありませんか?

実は、私は子どもの頃からクリスマスに特別なプレゼントをもらったり、食事や旅行に行ったことはありません。
そもそも、そんな習慣がありませんでした。

子どもの頃の我が家のクリスマスの教育については、また別の時にお話しますね。
まずは、私がものごころついてからのクリスマスについて。

私にとって、14歳から……クリスマスは「大きな仕事の日」でした。
電子オルガン奏者として活動していたので、定番のイベントシーズン。

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サンタさんを待つのではなく「サンタさんになる」日。
いま思えば、自分も子どもと言えば子どもだったのですが、子どもたちにクリスマス演奏を届けたり、イベントで演奏したりと大忙しでした。

プレゼントをもらうよりも、自分が何かを届けられることがカッコいいと思っていたので、まったく「淋しい」とか「気の毒」だと思ったことはなく、デパートやショッピングモールなどは「仕事場」というイメージだったので、お客さまになって楽しむ感覚はありません。

それは、今でもあります。
イベントやコンサートでは、客席にいるとなんだかソワソワしてしまい、「舞台裏」の方がホッとします。

プレゼントをもらうよりも「自分にとってうれしいこと」があったので、憂うつの出番はなかったのかもしれません。

そんな私ですが、気持ちが揺らいだ出来事がありました。

十代の頃です。
イベントで私が演奏しているショッピングセンターに、偶然、同世代の友人が彼氏と一緒に遊びに来ていました。

彼女も小さい頃は音楽をやっていて、私も一緒に習っていた時期もありました。
彼に私を紹介してくれた後、ひと言……

「私も、音楽つづけておけばよかったなぁ~」とサラリ。

「続けること」こそが、一番大変なことなのに。
私は、クリスマスに一緒に出かけられないので、好きな人からの告白を断って、実際に鍵盤を血で染めることもあるほど練習に明け暮れていたのでした。

その一瞬だけ、ピカッと「淋しい&憂うつ」ランプが点灯しましたが、本番が始まるとあっという間に切り替わっていました。

「じゃぁ、あなたも彼氏と一緒に出かけたい? 舞台に立つ人と、買い物をする人、どっちかにしかなれないよ。自分で選んで」

自分自身に聞いてみました。

「私は、サンタクロースを待つのではなく、サンタクロースになりたい!」

そう決めてから、いえ「自分で選んで」からは、二度とクリスマスに誰かをうらやましいと思うことはありませんでした。
「淋しい&憂うつ」ランプもOFFのままです。

クリスマスは、みんなプレゼントを買ったりディナーに行ったりとお金が出ていってしまう時期ですが、お蔭で私は、クリスマスはお金を使う時間はなく「ギャラを頂ける」時期になりました。

終わったら派手にリフレッシュしたの?

すぐに年末のカウントダウンや新年のイベントがあるので、舞台つづき。
手の届くところにたくさんの福袋があっても、ひとつも買えない新年でした。

気の毒ですか?

私の周りには、同じようにクリスマスが一大勝負の人がたくさんいました。
同世代は遊びに行っていましたが、ホテルのディナーショーでは、シェフもレストランのマネージャーもコックさんたちもバーテンダーさんも、みんな大忙し。

ささやかな打ち上げで「メリークリスマス!」と乾杯するのは、いつも12時を過ぎて26日になっていました。
でもきっと、高級なお酒を飲んだお客様よりも、私の乾杯のビールの方がおいしいお酒だったのではと今でも思っています。(比べていないから、わからないけれど)

あなたがもし「世の中のみんなが」クリスマスに出かけてプレゼントをもらい、食事や旅行をしている(たぶん、今年はそんなに出かけられないとは思いますが)と思って淋しく憂うつになったとしたら、ぜひ、ちょっと確かめてみて下さい。

「本当に、みんなそうなの?」

そこには「みんな」トリックが隠されているかもしれないから。
だって、もしも「みんな」が食事をしていたら、誰がその食事をつくっているのでしょうか?
「みんな」が買っているプレゼントを販売して包んでくれた人は、ロボットだったの?

実はこれ、私が小さい頃から母に問いかけられてきたことでした。
私がよく「みんな」トリックにかかっていたので(笑)。

「みんなって、だぁれ?」

何度聞かれたことでしょう。
もちろん、あっという間に敗北宣言。

これが、哲学する(考える)教育のひとつで、哲楽家の原点でした。

「勝手に不幸になってしまう」事態から抜け出す「脱出力」であり、うつを予防する効果も大きいです。
そして、コストは0円!

そんな素晴らしい哲学する力を、ぜひあなたにもお伝えしたくて、これまでほとんど話さずにきたクリスマス体験談をお届けしました。

もしもあなたが、クリスマスに辛さや憂うつを感じた時には、紀々や「紀々の立ち位置にいる人」のことを思い出して下さい。
あなたがうらやましいと思った人とは違う場所に、また別の人がいるはずです。

だいじょうぶ。
しあわせそうに見える人は「みんな」じゃないし、あなたは「ひとり」なんかじゃない。

私がお伝えしたいことは、つまりそういうことです。

それでも、「なんでクリスマスにどこにも行かないの?」と言う人がいたら、こう答えましょう。

私は、クリスチャンじゃないから。

これも、私の定番の答えのひとつ。
よかったら、使って下さい。

あした、転機になぁれ!

追伸
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