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大切な人を亡くしたあなたへ届きますように~「願いうた」

大切な人を亡くしたあなたへ贈る「願いうた」

大切な人を亡くした時、もしも歌で気持ちを受け止めることができたら……そんな想いから、そっとお届けしていましたが、ある時から「願いうたに、救われました」そう言って頂くようになりました。
そして「私も歌いたい」と言って下さる方々の輪が広がってきて、本当に心強く感激です。

売れてほしい、ではなく……この曲は、まちがいなく「届くべき人に届いてほしい」一曲。
私だけの力には限りがありますが、この曲を聴いて心に浮かぶ方がいたら、是非その方にお届けいただけませんか?

まだ見ぬ「あなた」へ、届きますように。

電波堂劇場より
あの日を忘れない~「願いうた」会(ライブ配信あり)沖縄県那覇市久茂地のグランドピアノのあるレトロなピアノ練習室「電波堂劇場」からのお知らせ。 オーナー紀々の「願いうた」の合唱バージョンをつくる会を小さく開催します。...

もう会えないあの人へ伝えたい気持ちが、届きますように。

本人ver.

歌手の井上かおりさんver.

曽根妙子さん(ソプラノ歌手)ver.

曽根妙子さんの歌と桑原裕美さんの即興ダンスver.

りんライアーさん(伴奏動画を作って下さいました)

東日本大震災がきっかけでした~降ってきた運命の一曲

「願いうた」は、私が作ったのではなく「預かった」と感じている特別な曲です。
2013年、東日本大震災の後、私は所属していたボランティア団体で「心のケア」チームの一因として沖縄にいながら小さく活動していました。

具体的には、前向きな言葉を届けるツイッターと、Eメールでの相談担当、そして、革のキーカバーを作り300円で販売し材料費を除く200円を現地に通っているボランティアメンバーに託すというものでした。

現地に通うメンバーが「こたつ」を届けるプロジェクトがあり、その時に、受け取った方々からの御礼の手紙やはがきが届いたとのことで、一緒に目を通して何かできることがないか考えてほしいと連絡を受けました。
ちょうど東京出張があったので、実際に見せてもらうことになりました。

そこで出合ったのは、テーブルいっぱいの手紙やハガキ。
それまでは、ニュースで人数としてしか伝わってこなかった出来事に「一つひとつの人生」が見えた衝撃と、受け止めきれないほどの気持ち、そして、離れた土地にいる私に何ができるのだろうという大きな宿題とやりきれなさを抱えて、沖縄に戻りました。

そしてある日、電波堂劇場でピアノのフタを閉めて帰り支度をしていた時のこと。
まるで館内放送のように、歌が流れてきました。

「何???」

聴きながら涙が止まらなくなり、「これは覚えておかなくちゃ!」と思った私は、泣きじゃくりながらレコーダーに録音しました。

それが「願いうた」。

大切な人を亡くしたあなたが、いつかその人に出会えるように。

あの日、東京で読ませてもらった手紙や現場のメンバーからのエピソードには、いくつもの「後悔」の言葉がありました。

最後に、ちゃんと笑って見送ればよかった。

家やお金や物のことよりも、「突然お別れすることになってしまった人」に対する気持ちが、こんなにも大きいなんて……私は、離れた場所にいて何もできない自分の無力さにうちのめされていました。

「だから、この曲を預かったのかもしれない」
そう思い、レコーディングして、研修でも講演でも学校でも、とにかく行く先々でエピソードをお伝えしつつ歌わせてもらいました。

どんなにケンカした相手であったとしても、今、その人がいるということは当たり前のことではなく、明日もふつうに元気に会えるとは限らないのだということを。

大切な人を亡くしたあなたの後悔を、少しでも軽くすることができたら。
そして、未来の後悔を一つでも少なくできたら。

そう願いつつ、お届けしています。

これは私の曲ではありません、あなたのために私が預かった曲です。
だから、こうして見つけて下さって本当にありがとうございます。
そしてもし、この曲を聴いて思い浮かぶ誰かがいたら、その人にも届けてもらえませんか?

私が届けられる範囲は限られています。
どうか力を貸して下さい。

私も、これからも大切に届けていきます。

♪「願いうた」歌詞&ハナウタ楽譜

コロナな今を乗り切るヒント集『かがみ屋へ、ようこそ。』