コロナな事態になってから、電波堂劇場はお休み中。
そんな中、思いがけずオンラインショップからバッグやお財布のご注文を頂いています。
こんな時なのに……こんな時だからこそ!
わたし自身が買い物に行かなくなっていたので、なんだか不思議たまりませんでした。
でも、お客さまとのやりとりから納得。
キーワードは「転機」でした。
モノを買いたい。
というわけではなく、
新しい気持ちで一歩をふみ出したい。
「こんな時に」ではなく「こんな時だからこそ」の理由がありました。
ほしいものは「モノ」ではない「きっかけ」
「大切なものは目に見えない」
大好きな星の王子さまの言葉を、またまた思い出していました。
目に見える何かに「想いを託す」。
これは、ずっと昔からあったこと。
自分で自分を励ます時にも、たくさんの人がそうしてきたのではと思います。
「バッグを見ると、頑張ろう!と思えます」
「ピアスをつけるたびに、紀々さんを思い出しています」
そんな言葉も思い出しました。
「バッグの向こうにある転機と想い」に気持ちを向けながら、一緒に一品を選ぶ。
そして、最後の梱包の時に「しっかり頑張ってきてね!」とバッグに声をかける。
あとは、到着まで祈るような気持ちで待つ。
受取のお知らせメッセージに添えられた写真を見て、泣きそうになりました。
似合っていたから。
もちろん、それもあります。
でも何より、お客さまが笑顔だったから。
これからの時代に、私たちが届けたいこと
わたし自身、45歳のこれからの生き方を考える日々。
モノではなく「転機のエールを届けたい」。
その想いを新たにしています。
贅沢ではなく、豊かさと心強さを。
転機の相棒にレザーカービングのバッグを選んで下さったお客さまに、教えて頂きまた。
過去と他人は変えられないけれど、アシタ(明日)とアタシ(私)は変えられる。
あした、転機になぁれ!
つくり手から「手渡す」オンラインショップを目指して、沖縄からゆっくりお届け中。
オンラインショップ「紀々の店」