自分で言うのはちょっとヘンですが……あきれつつ、聞いて頂けたらありがたいです。
このところ、電波堂劇場に来て下さるピアノ好きさんや子どもさんの付き添いでいらっしゃる親御さんから「こんなに親切にして頂いて!」と喜ばれることが多いので、「親切」について哲学してみたいと思います。
「親切」ってナンダロウ?
そもそも、親切だと驚かれるポイントはどんなところ?
その一つが、「御守り」です。
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ピアノコンクールなど本番を迎える方々に、レザークラフトの小さな御守りをつくったことがきっかけでした。
「紀々さんにもらった御守りを衣装のポケットに入れて、舞台に立ちました」
こんな風に、うれしい後日談を頂くことも増えました。
舞台は、子どもであっても、演奏するときは一人で臨むところ。
そんな時に、小さな心強さとなれたらという気持ちで作っています。
でも、私がそう思うようになったのは……私自身、十代の頃に御守りをもらったから。
つまり、「親切」にしてもらったことがあったからです。
エレクトーンの大会に出ていた頃、私は、新しい楽器を買ってもらえませんでした。
本番用の楽器で練習することができない私のために、楽器店が協力してくれて、すべてのレッスンが終わって遅い時間に、特別に練習させてくれました。
その時、私のために会場を開けていてくれた受付のお姉さんが、待っている間に御守りを作ってくれたのです。
つまり、私自身も電波堂劇場に来てくれているピアノ好きさんと同じだったのでした。
だから今度は、私がその親切のバトンを受けて、お渡ししていきたいと思っています。
私が親切な人ではなく、私は「親切にしてもらった人」なのです。
いつか、電波堂劇場に来てくれたみなさんから、また誰かにバトンがつながったらいいなと願いつつ、小さなバトンをお届けしています。
今の電波堂劇場があるのは、私があきらめそうになった時に力とクーラーを下さった応援団のみなさんのお蔭です。
ピアノだけでなく、階段もクーラーもカーテンも床も……すべてが「やさしさ」から出来ています!
そんなCMを流してお伝えしたいくらい、やさしさあふれる空間。
そうお話したところ、ある方がこんな言葉をくれました。
「ピアノの音色を聴いたら、わかります」
というわけで、お伝えしたいことは……「本当にありがとうございます」ということです。
あなたにも、そして、電波堂劇場を応援して下さるすべての方へ。
あした、転機になぁれ!
自分の中にある答えを探しに行こう!
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