withコロナ・afterコロナのこの時代、ピンチを乗り切るのは難しい……頭痛やため息が出てくることもありますよね。
お金をはじめ「~~があれば」このピンチを乗り切れるのに、というもどかしさも次から次へとふくらみます。
でも実は、すぐに解決とまでは行かなくても「きっかけ」は思ったよりうんとシンプルで身近なものでした。
転機をサポートする20年の現場経験で好評の哲学アイディアを、今日はお届けします。
もちろん、お金はかけずに「ゼロ円」であなた一人でできるアイディアです!
「3秒」で気持ちを切り替えるために
気持ちが凹むことは、日々の中でたくさんある。
例えばポテサラ論争のように、思いもよらないところからトゲトゲのボールが飛んでくることもある。
心にゆとりが不足しがちなこのご時世、その確率は高くなっているような気がします。

それでも、過去と他人は変えられないから……自分の「ご機嫌」や「笑顔」「調子のよさ」は、どうにか自分で守れるようにしたい。
職場の研修でも、定番のお題でした。
気持ちを切り替える時間は、どのくらい作れますか?
私に与えられた時間は、なんと「3秒」!
レジで、不機嫌なお客さまからトゲトゲの言葉をぶつけられた後、次のお客さまには笑顔で向き合えるように。
その時間でした。
さ・さ・3秒~??? たったの?????
実際にスーパーの売り場に立ってみると、本当に色んなお客さまがいました。
不機嫌さ全開で若いレジのスタッフに大声で怒鳴りちらし、悔しくて私まで涙目になったこともありました。
「ちょっと待て~!」と追いかけたい気持ちをおさえながら、必死に考えた日々。
そして、思い浮かんだのが「3秒」という制限時間の中で0円で設備もなくてできることでした。(あの不機嫌なお客さまのお蔭で、必死に考えることができました!)
過去と他人は変えられないけれど、発想は変えられる!~×は〇にはできない
そして、このテーマは研修や講演で定番&好評のものになりました。
近くにあれば、紙をご用意下さい。
そして「×」を描きます。
これは、あなたにとってストレスや苦手な事・人のイメージ。
「×」な出来事があると、あなたはどう思いますか?
「〇」にしたいと思っても、なかなか簡単には〇にはならない。
旅に行ってリフレッシュする、誰かに褒めてもらう、プレゼントをもらう、などなど「〇」になるアイディアはいくつも出てきたのですが、どれも「3秒以内」では無理でした。
残念!
では、どうする?
紙に描いた「×」を、ゆっくり回転させて下さい。
どこかのタイミングで、別の記号に見えませんか?
これ、講演会場だとあちこちから「あっ!!」という声があがります。
はい。
「×」が「+」になります!
つまり、「×」という記号は変わらなくても、視点を変える(別の角度から見てみる)と「+」になる。
これが、気持ちが気変わるということ。
気持ちが切り替わるだけで、人生は変わる!~「気のせい」はスゴイ
例えば、苦手な人がいたとします。
イヤだなぁ、と思うだけでもストレスですよね。
私にもいます、苦手な人。
その代表が「いばやー(上から目線で威張っている人)」です。
その人=「×」へのとらえ方を、変えてみますね。
この人は、誰ですか?
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私が苦手な「いばやー」さんです。
この人は、誰ですか?
▼
できれば会いたくない人です。
この人は、誰ですか?
▼
私にストレスを与える人です。
この人は、誰ですか?
▼
私の忍耐力を鍛えてくれる人です。
この人は、誰ですか?
▼
いつか講演会の貴重なネタになってくれる人です。
▼
ありがとうございました!
いかがですか?
途中から「×」が「+」に切り替わったこと、気づいて頂けましたか?
これを本気で実演するのですが、みなさんからは笑いが出ます。
そして私は、「あの日ストレスを与えられたいばやーさん」に心から感謝できるようになった自分に気がつきました。
あの人は、今も何も変わっていません。
でも、私の人生は変わりました。
3秒で出来るコトは「気持ちひとつ」分に過ぎないかもしれないけれど、思ったよりは色々出来るコトがありました。
「苦しまぎれ」「気のせい」なんでもOK。
苦笑いだって、笑いのうち。
ひとまず「×」を「+」に!
あなたが、次の瞬間に眉間のシワが取れていたらOK。
後は、またゆっくり考えましょう。
あした、転機になぁれ!
