今を乗り切るために～自分と向き合う小さなワーク

　外出がままならなくなってきたこのところ、思いがけず電話での相談のご依頼が続いています。

　何が起こっているのか？

　そしてそのために今わたしができることは何か？

　考えてみました。
　心の棚卸の小さなワークとあわせてご紹介します。

今の困難を乗り越えるためにできることは何？～「わが社に明日はないかもしれないから」

　今は、音楽が日常的に楽しめる状況ではない。
　音楽の手前に「まずは必要なこと」があるのかも。

　そう感じたのは、人生の中で２回目。

　今から20年ほど前、電子オルガン奏者だった私は「心を支える力になりたい」と決意し、３年間コーチングを学びました。
　そして、経験を積むために音楽活動はしばらく封印し、ひたすら人の心と向き合う日々を過ごしました。

　不況の風が吹く中、音楽のイベントも激減し、経営者の方々のパーティーでは今でも心に残る出来事がありました。

　BGMの演奏中の私に差し出されたのは、ある社長さんからの手書きの「リクエスト曲」が書かれた紙ナプキン。

　「わが社に明日はないかも知れないので、どうかこの曲をお願いします」との言葉とともに差し出されたリクエストは……

　明日があるさ。

　「私は、音楽が楽しめる土台づくりに取り組みたい！」と思った出来事でした。

私の転機になった「自分と向き合う」ワーク

　最初の転機のきっかけは、私自身がコーチングを受けたこと。

　そもそも、どうして音楽をやっているの？

　あらためて自分と向き合い考えてみたいと思いました。

　その時の体験から生まれた紀々ワークをひとつご紹介します。

自分と向き合うための紀々ワーク

　小さい頃からの「なりたかったもの・やりたかったこと・好きだったこと」を書き出す。
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　それぞれの「そう思ったポイント」を書き出す（できるだけたくさん！）。
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　書き出したら、ゆっくり眺めてみて……

これからの働き方と生き方を考えるあなたへ

　今ご紹介したワークを、何日かかけてやってみて下さい。
　できれば、家族や昔からの友だちにも「私どうだった？」と聞いてみて下さい。

　すっかり忘れていたこともあると思います。（私はたくさんありました！）
　ぜひ、子どもの頃のあなたも訪ねてみて下さい。
　自分と向き合う時に聴いてほしい歌も出来ました。
　よろしければ聴きながら……。

約20年の経験から見た３つのサポートのメリットとデメリット

　特に外出もままならない今、モヤモヤ・不安はふくらみがち。
　相談できる形はもっと自由に柔軟に……と思っています。

　相談は対面で。
　そう思われることも多いですが、コーチングはもともとは電話が基本。
　私も電話でトレーニングを受け「声だけでキャッチする力」を磨いてきました。
　もちろん、対面の方が情報量も多くベストではありますが、それぞれのメリットがあると感じています。

　「サポートを受けたいけれど、どんな形がありますか？」とお問い合わせを頂いた時には、次のようにお伝えしています。　

　対面の場合
　メリット：顔が見える安心感。情報量が多いので効果が早く出ることが多い。
　デメリット：移動時間とコストがかかってしまう。スケジュール調整が難しい場合がある。

　電話の場合
　メリット：メールなどのテキストメッセージよりは安心感・情報量が多い。場所を問わない（自宅でも可能）。対面よりもコストがかからない。
　デメリット：顔が見えない（ビデオ通話が使えると良い）。初めての場合は少し緊張があることも。

　Eメールやテキストメッセージの場合
　メリット：場所を問わず、スケジュール調整も不要なので自分のペースで受けられる。料金的にも気軽に受けやすい。セッション後に読み返し振り返りに役立つ。
　デメリット：リアルタイムのやりとりよりはゆっくりなので、急ぎの案件には不向き。

　状況に合わせながら３つを組み合わせることもよくあります。
　大切なのは、「今」と「あなた」にとって何が一番良いのか？ということ。

　転機を起こす・行動変容を起こすために一番効果的な方法は「人それぞれ」。

　これが、約20年「人の心と向き合う現場」の経験の中でたどり着いた答えのひとつ。

　今のこの困難な状況が「辛い経験」ではなく「かけがえのない転機」となる人が、一人でも増えますように。

そう願ってこの記事を書きました。

自分とじっくり向き合い心の棚卸の時間をもつために

　セルフコーチング入門『かがみ屋へ、ようこそ。』を、４月末日まで→このままずっと無料公開します。
　よろしければ、どうぞご活用下さい。

あなたの転機を応援させて下さい！
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