いま一番の不安は、どうしてもお金につながっています。
そんなお悩みが届きました。
こんな時は「気の持ちようですよ」「ヤル気を出して」「まずは動くことから!」と力説されたとしても、悔しいけれど、すべてはキレイゴトのようになってしまうことがほとんど。かといって「では、無料でカウンセリングを!」となると私のキャパオーバー。
どうしたら力になれるのかな?
考えて考えて……たどり着いたのが、このブログと動画でした。(20年ほどたってしまいましたが、始められたのでヨシとします!)
お金は差し上げられませんが、アイディアを全力でお届けします。
もし、一人でも転機のきっかけを見つけてもらえたらしあわせです。

子どもの時の「お金の教育」~お金と選択
突然ですが……私は、お金を貯めるのが得意です。
はじめて「節約して使い方を工夫する」という経験をしたのは10歳くらい。
身近に「お金との向き合い方」を語ってくれる人たちがいてくれたので、自然にお金のことを考えるようになりました。
「お金って、何のために必要?」
「もらったお金は、どうする? 貯める? 使う? そうしたら、どうなる?」
お年玉をもらった時に、すぐに何かを買うのではなく「それをどうするか?」考える。
「Bちゃんが~~を買ったから」という理由は、ナシ。
あなたは、どうしたい?
それは、なぜ?
いつも、そんな「問い」をもらっては考えてきました。
祖母の教え~「歩いたから」貯金
祖母は、私の「お金の先生」の一人でした。
お仏壇には缶の貯金箱を置いて「今日は~~だったから貯金しようね」とチャリンと入れ、私たちに教えてくれました。
お給料日とか、そういうことではありません。
例えば……
タクシーに乗らずに頑張って歩いたから。
~~を買わずに我慢したから。
など「自分の智恵や力を使って節約ができた時」、その理由をハッキリ説明してくれました。
哲学することが節約することでした!~子どもにこそ伝えたい
「なにゆえに?」
この発想は、まさに東洋哲学の世界。
なぜゆえに、ここでお金を使うのか。
なぜゆえに、ここでお金を使わないのか。
大切なことは、お金の金額ではなく「なぜゆえに」。
ここで考える習慣がつくと「何となくお金がなくなっていく」ことは防げます。
そして、お金を使う・貯めるたびに、考える筋力も鍛えられます。
これを積み重ねた先に……「お金が貯まる人・貯められない人」の違いが出てくるのです。
ピアノもお金も、つながっていました!~継続の力
実は、私はこの習慣が当たり前だと思っていました。
大人になって、お金のことで悩む方々に出会うまでは。
お金の問題をクリアするためには、まず「なにゆえに」という習慣が大事。
そうすると「生き方」にも変化があらわれます。
日々の中の「なんとなく」こなしていた出来事ひとつずつと丁寧に向き合うと、ちょっと(はじめは、かなり)めんどうですが、発見の多さにビックリする人が多いです。
小銭サイズから丁寧に意識を向けていく。
実はこれは、ピアノの上達にも役立ちました。
「なんとなく」弾いていたこと、「先生に言われたから」やっていたことを、「なにゆえに」そうするのか? 自分なりの答えを見つけて練習すると、意識も発見も変わってきます。
「自分軸」も育ちます。
これが、哲学するという習慣です。
貯金箱の習慣と合わせてやってみると、より実感が見えるので楽しいと思います。



答えなき時代を生きる力を磨こう!~コロナな時代こそ「お金の哲学」を
答えなきコロナな時代を生きるには、「お金」よりも「自分なりの答えを見つける力」こそが大事だと感じています。
では、お金はなくても良いのか?
そんなことはまったくありません!
ただ「誰かのアドバイス通り」「預金しておけば安全」「~~~円あれば幸せになれる!」という正解を追いかけるスタイルでは、しあわせになれないし危険だと思うのです。
稼ぎ方の前に、子ども時代には「お金との向き合い方」つまり「お金を哲学する習慣」が大切なのではないでしょうか?
自分自身の経験を振り返り、そして大人の方々のお悩みと向き合う日々からそう感じ、このブログを書きました。
もし、質問などあればお寄せ下さい。
あなたとお金とのハッピーな関係づくりを、哲楽家として全力で応援したいと思っています。
あした、転機になぁれ!
追伸
両学長の動画は、とてもわかりやすいのでご紹介します。
こちら、お子さんも一緒に聴いて考えてみるのも楽しいと思います。